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Stars and Stripes Forever [ピアノ・トランスクリプション]

きのうに引き続いて、星条旗がとーまらーないー。
コンサートが終わってからずーっと、頭の中に流れているのだ。
(個人的にはアメリカっていう国はそんなに好きではないのだけど)
おまけに、車に入れっぱなしにしているCDからもこの曲が流れてきたりして。
そのせいで今日は歩く足取りも軽やかにマーチのリズム。

とはいっても、私の脳内ステレオでは、この曲は管弦楽でもなく吹奏楽でもなく、
ピアノで流れている。そう、かの鬼才ホロヴィッツのお約束アンコールピース!
吹奏楽のこの曲が、どっしりとした鮮やかな原色の派手やかな華やかさであれば、
ピアノ版はシャープでエレガントな、きらきらしい華やかさ。
パーカッションが入らないだけ規律正しさが後退して、緩急も強弱も変幻自在、
思いっきり自由を謳歌している解放感にあふれている。
吹奏楽版が「我らは正義なり!」と歌い上げる誇り高い大国アメリカならば、
ピアノ版は某Dランドとかブロードウェイとか、そういう自由な国アメリカだ。

ガッチリとつかんだ和音で前半部の主題。この和音の厚みはさすがの迫力。
後半の主題は中低音で艶っぽく、高音部の装飾がキラキラと飾っている。
繰り返しでは主旋律のほかにもメロディが増えて、しかも、それぞれの旋律を
担当する音も伴奏の音も、どんどん増殖してゆく。
ホロヴィッツって実は腕が4本あったか、手に指が10本ずつついていたんじゃ
なかろうか。そうでもなければこんだけたくさんの音出せるはずない!!
もうホントになんというか、正気の沙汰じゃないくらいにスゴくて、めっちゃくちゃ
格好いい曲なのだ。
ただ、行進には向かないだろうな。
呆然と聞き惚れて、足が止まってしまうこと間違いなし、だから。

http://www.youtube.com/watch?v=TxO9k53IsMU
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