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Prokofiev: Sonata No.7 [ピアノ曲]

一曲クラッシックの曲を選んでほしいと、お題をいただいた。
そのお題が、「闇,とか,暗黒とか,淵の底とか」。
それはそれはたくさんの曲が頭の中を駆け巡ったのだけれど、最終的に勝利したのは。
私の頭の中で、美しい魔王様が、うっすらと笑みを浮かべたのだ。
微笑、というにはあまりにも酷薄で、底知れない感じのする微笑だった。
で、そのイメージの元になったのが、プロコフィエフ作ピアノソナタ第7番、である。

クラッシックにはあまり馴染みのない人たちに聴かせるには、ちょっと刺戟が強すぎるかな、
と思わないでもなかったのだけれど、そこはお題がお題だから仕方がない。
と割り切って、少々ドキドキしながら持ち込んだ1曲だったけれど。
結果としては、逆に「これがクラッシック?!」という新鮮な驚きを与えられたようだ。

今回持って行ったのは、若きアレクサンダー・ガヴリリュクの演奏。
時間の関係で第2楽章は割愛したのだけれど、スピード感のある演奏は、
高性能の再生機器のおかげもあって、私も驚くほどの迫力だった。


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