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LFJ金沢1日目 その1 [コンサート]

F.Mendelssohn: ヴァイオリンソナタへ短調 op.4
  Clara-Jumi KANG(Vn.)、松井晃子(Pf.)

F.Liszt: 悲歌第2番 S.131
R.Schumann: ヴァイオリンソナタ第1番 イ短調 op. 105
  Solenne PAIDASSI(Vn.)、田島睦子(Pf.)

ちょっと予想外に道が混んでいて、5分ほど遅刻してしまい、
メンデルスゾーンの第1楽章を聴き損ねてしまった。
が、溌剌としたヴァイオリン、ピアノもいい感じに応えていて、悪くなかった。
ただ、ちょっとピアノの反響が多すぎ、という感じかな?
ヴァイオリンの音にピアノの前の音の余韻がかぶるのだ。
ピアノソロよりももっと、アンサンブルでは音の響き方が難しいものだなぁと思った。
ピアノの屋根を全開でなく半開にすれば少しは抑えられるのかも?
というか、私はアンサンブルではピアノは全開にしないものと思っていたのだけど。

2組目。これもなかなか良かった。
ヴァイオリンがえらく色っぽい。これで22歳というから驚きだ。
今度は打って変わってピアノがとっても控えめ。伴奏に徹している感じ。
まぁヴァイオリンの個性が強いから、喧嘩をするより合わせておくのが無難かもしれないけど、
やっぱり私の好みとしてはヴァイオリンソナタではピアノももっと喰いついてほしい。
でもやっぱり反響は多くて、控えめなくせに微妙に耳障りだったり。

演奏は良かったのだけれど、気になったことがひとつ。
このラ・フォル・ジュルネでは、子どもにも気軽にクラシックに触れてもらおうと、
プログラムに何歳からOKかが記載されている。このプログラムは3歳以上。
それで、小学校低学年か、あるいはもう少し小さいお子さんがけっこういたのだ。
その子たちの話し声とか、足をとんとん踏み鳴らす音とか、靴だかカバンだかの
マジックテープをべりっとはがす音だとか、あるいは椅子の上で後ろを向いたり
横を向いたりゴソゴソする音だとかが、かなり気になった。

別に私は子どもを連れて来るなと言いたいわけではない。子どものうちから
コンサートに親しむのは大いに結構だし、推奨すべきことだと思う。
ただ、この大人向けプログラムで、小さなお子さんが楽しめるわけがない。
むしろ、わけもわからず連れて来られて静かにしなさいと怒られるお子さんたちが可哀想。
親も子どもを連れてくるなら、その子が興味をもてるプログラムを選ぶべきだろう。
安いから連れて行こう、クラッシックならなんでもいいだろう、では却って子どもを
クラッシック嫌い、コンサート嫌いにするだけだ。
主催者のほうも、小さな子ども向けにはキッズ・プログラムがあるのだから、
その他のはちゃんと考えて、このプログラムなら中学生かせめて10歳以上でないと。
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